江田由紀浩の『虎ヲ被レ』

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zoom RSS イレブンナイン『分泌指南』、配布パンフレットご挨拶文。

<<   作成日時 : 2016/04/05 00:29   >>

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本日は『分泌指南』にご来場いただき、誠にありがとうございます。

なんでしょう、『分泌指南』。落語『あくび指南』がタイトルの由来です。落語というと「笑えて、時に泣けて、最後にトンチの利いたオチがあって」、こんなイメージでしょうか。けど、中には馬鹿馬鹿しくてシュールで不条理で「だからなんなんだ」なんてモノもたくさんあります。『あくび指南』は、「あくびを教えてもらいにいく」ところから始まる、まさに設定自体がなんだか不条理で、おかしげで、非現実的で、よくこれが江戸時代に作られたなぁ、なんてな落語です。そんなワケの分からない「だからなんなんだ」なモノを作りたい、と思ってこんなタイトルにしてみました。

あとは「落語とは人間の業の肯定」という立川談志さんの言葉にも引っ張られてます。人間は生きていく中で、ドロッとした、なんとも説明し難い、いわば「良くないとされてる何か」が必ず溜まっていく。落語にはそれを吐き出させる役割があるんじゃないか。つまり、落語に出てくる登場人物達が繰り広げる馬鹿馬鹿しく、時には残酷な言動を見聞きし、疑似体験することで、人間は「良くないとされている何か」を吐き出し、バランスをとっているのではないか。そして、その登場人物達の「良くないとされている何か」によって引き起こされる「良くないとされている言動」を笑ってやることで人間として肯定しようじゃないか。という意味合いです。

あ、なんだか喋りすぎたというか、書きすぎましたね。

さて、『分泌指南』。発案は小島達子。短編を集めて、各ステージ毎に演目の組み合わせを変える。観に来られる方々が観たいモノを選べる。そんなことを札幌でもやってみたい。そしてそれが定着すると良いな。そう言っていました。

脚本はイレブンナインからは納谷、明逸人、僕。イレブンナイン以外では平塚直隆さん、山田マサルさん、渋木こうすけさん。皆さん、快く提供してくださいました。感謝申し上げます。

出演してくれる方々を見つけるのは少し大変でした。2月から3月にかけて公演が多かったようで、ほとんどの役者が自分の劇団や客演しているところでの稽古と掛け持ち。精神的にも体力的にも大きな負担をかけてしまいました。それでも出演するという判断をしてくれたことに深謝致します。

衣装や小道具。上演時間は普通の公演と同じでも、これらは通常の8倍。無茶を承知で発注し、客演の方々を含めた役者達のチカラをお借りしました。ありがとうございます。

あれ、こう振り返ってみると俺、何もしてないな。ごめんなさい。あーあ。
けど、さておき。

今日、観に来てくれた皆さん。本当にありがとうございます。『分泌指南』、くっだらないです。馬鹿馬鹿しいです。残酷なのもあります。しょうもないです。どうぞ「良くないとされている何か」をたっぷりと吐き出してみてください。(笑)

最後に、「イレブンナイン」という冠の下でこのような暴挙を許してくれた代表の納谷真大に心からの感謝を。

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